欧州時間の米ドルの見通し8/10
こんばんわ。
これは、米ドルの5分チャートです。
今日の東京時間は小動きでしたが15:00を回ると円高に振れました。
中国の貿易統計が大幅にマイナスで発表されました。
それには米ドルはあまり反応することはなく推移しました。
さて、欧州時間の米ドルの見通しですが主だった経済指標はありません。
株価動向やユーロ圏の要人発言やヘッドラインニュースで動きそうです。
揉みあい時間が長くエントリーが難しい状況ですが週末のポジション調整の
動きが有るかも知れない神経質な相場展開になりそうです。
海外勢の多くがサマーバケーションを取っており一方的な仕掛けで大きく動き
そうです。
先ほど消費増税法案が可決しました。これで増税決定!と思う方も多いことでしょう。
ですが、これはまだ決定でない可能性を秘めます。
法案の附則(第18条)です。
ここから抜粋してみました。
引用「名目3%程度、実質2%程度」という経済成長率を目標とする景気条項を残す方針で一致。この数値は、政策努力の目標を示すものであること、また、消費税率の引上げの実施は、その時の政権が判断することを確認した。一方で、所得税・資産課税増税については、法案から削除し、2013年度税制改正において議論する旨の規定を附則に設けることも決まった。
つまり現政権が続き2013年で景気条項を満たし、閣議決定しないことには増税できない。
ということです。
ということは「近いうちに解散」と言っている野田総理。
仮に違う政権が出来閣議決定がなされないシナリオも十分に考えられるということです。
となると現在の民主党中心の政権でなく「第3局の政権」が出来ればこの法案自体
がつぶれる可能性があるということです。仮にこのシナリオで行くと今週何度も言っている
「悪い円安」が起こる可能性を秘めるということです。
まだ、オリンピック報道でもちきりですが2週間もすればこちらの話題の方が
ニュースの中心となるでしょう。どのシナリオになるのか?春先のギリシャのようですね。
それが日本で起きようとしているいうことをこの件で感じて頂ければと思いで長文で書いて
みました。
米ドル/円は今夜は様子見です。
その分本家豪ドルで1本獲れればと思っています。
応援よろしくお願い致します。